トップ > プラスα > プロフィール(沖野)

プロフィール(沖野)

現在の専門分野 音楽美学、実験美学、音楽の科学

現在の研究課題 音楽のゆらぎ・カオス時系列解析、音の植物への効果の遺伝子発現解析
音楽の聴取効果のNIRS測定

研究内容  
中世、musicaとは、いわゆる音楽のみならず、ムシカ・ムンダーナやムシカ・フマーナといった耳には聞こえない「音楽」をも意味しました。これは、音楽・人間・宇宙の3者に共通の秩序を見ていたからに他なりません。この古い音楽観を現代的な観点から見直すこと、これが私の最終的な目的ですが、そのための戦略として問題をふたつの側
面に分けて考えています。
 ひとつは音楽と人間(ひいては生命体)との連関です。今まで、芸術の感情象徴説に始まり、音楽的情動の心理学的理論や、最近では共同研究で、近赤外線で大脳血流量変化を測定するNIRSを用いて音楽の聴取効果を調べたり、さらには植物への音の効果の遺伝子発現解析まで手掛けています。もうひとつの側面である音楽と宇宙(ひいては自然
現象一般)との連関については、中世のmusicaの基礎であった音律の問題に始まり、最近では、現代物理学が見出した《1/fゆらぎ》やカオスの問題に取り組んでいます。

所属学会
美学会
日本音楽学会
東洋音楽学会
日本音楽療法学会
日本音楽知覚認知学会
応用物理学会
情報処理学会
日本声楽発声学会
日本音楽医療研究会

入学をお考えの皆様へメッセージ ともに音楽の神秘に迫りましょう!

主な論文・著書 「ランガーの芸術象徴論──作品とfeelingとの形式の類比について」、『美学』、44巻1号、1993年。
共訳書:ハーグリーヴズ/ノース編『人はなぜ音楽を聴くのか──音楽の社会心理学』、東海大学出版会、2004年。
共著:「音音楽療法の新しい客観的指標の探索──聴取状況による違い:受動的音楽聴取と能動的音楽聴取」、『日本音楽療法学会誌』、7巻2号、2007年。
共訳書:東川清一編『古楽の音律』、春秋社、2001年。
共著:「音楽の音高・強弱変動に対する《ゆらぎ》解析の様式分析への応用──ドゥ
ビュッシーとラヴェルのピアノ曲の比較」、Journal of Advanced Science、19巻3&4号、2007年。